『人体』第4位(受験生が選ぶ社会福祉士試験「頻出キーワード」)

士郎さん
士郎さん
社会福祉士試験での『人体』の科目では、体の仕組みを覚えないといけないから大変。どこから手を付けたらいいんだろう?
aki
aki
体の仕組みに関しても出題傾向の高いところから勉強すべきだよ。みんなが覚えやすいところをまずは押さえよう。

 

人体の構造と機能及び疾病の科目は難易度の高い内容です。体の構造や疾病を全て頭に入れようと思ってもなかなか覚えられません。それはどの受験生も同じ。受験生が選ぶ頻出キーワード第4位をこの記事では紹介します。

・『人体の構造と機能及び疾病の科目』で受験生が選ぶ頻出キーワード第4位
・第4位キーワードの覚え方。

 

以下、目次となります。

『人体の構造と機能及び疾病』受験生が選ぶ頻出キーワード第4位は?

aki
aki
第4位 自律神経

この言葉が第4位に選ばれました。自律神経という言葉は本やテレビでも頻繁に出てきます。知っている方が多いと思います。しかし、だからこそ、しっかりと覚えておかないと他の受験生と差がついてしまうワードとも言えるのです。

覚えやすい言葉は正確性が求められます。なんとなく知っているではダメです。理解が深ければその言葉を見ただけで問題文が何を言いたいのか、どこを問いたいのかわかるようになります。自律神経という言葉が選択肢に出た場合には、ラッキーと思えるぐらいにしておきましょう。

自律神経は2つ対で覚える!

自律神経と言えば、2つの神経が瞬間的に思い出さねばなりません。1つが交感神経、もう1つは副交感神経です。

この2つを対にして覚える必要があります。ただ単純に自律神経には交感神経と副交感神経がある!だけでは残念ながら得点には結びつきません。交感神経と副交感神経は互いに拮抗して働きます。まずはこの『拮抗して』という言葉はしっかり頭に入れておいてください。

拮抗して』とは、互いが互いを干渉しあうという意味です。つまり、交感神経と副交感神経は、ある器官のはたらきを一方の神経が促進すれば,他方の神経は抑制するというように,互いに反対の作用をもちます。このような調節を『拮抗的調節』ともいいます。

私たちは交感神経、副交感神経を活発に働かせています。自分の体の状態に置き換えて覚えていきましょう。

緊張した時の神経は?

緊張した時に優位に働く神経の方は交感神経です。交感神経は「闘争あるいは逃走の神経」とも言われ、日中に優位に活動しています。

みなさんは自分が苦手な人が目の前に現れたら、どういう反応をしますか?きっと緊張することだと思います。緊張すれば鼓動が早くなります。そうすれば、必然的に血圧も上がります。瞳孔も広がり身構えることでしょう。

これらの働きをするのが交感神経です。交感神経が緊張だ。と覚えておけば自ずと各器官が交感神経によってどのようになるかは推測できるはずです。

消化液の分泌は、交感神経によってどうなるでしょうか?

緊張すると私たちは物が喉に通りにくくなります。食事が胃を通らないという表現をしたりします。それは、緊張すると、消化液の分泌が悪くなり、食べ物がしっかり消化しきれなくなるためです。

こう考えると、消化液の分泌は、交感神経により抑制されるという解答も理解できるかと思います。

排尿はどうでしょう。緊張するとおしっこがしたくなるから、促進される!と考えてはいけません。緊張すると排尿は出が悪くなります。

男性だと経験がある方も多いと思いますが、小を足そうとしても、隣に人が来ると排尿がなかなか出ないことがあります。これは緊張することで膀胱の働きが抑制されるからです。

誰もとなりに人がいないとリラックスできて安心して用も足せることだと思います。

リラックスした時の神経は?

一方、リラックスした時に優位に働く神経の方は交感神経です。交感神経が「闘争あるいは逃走の神経」とも言われるのに対し、副交感神経は「休息の神経」と言われ、夜間に優位に働きます。

私たちはストレス社会に生きていて、緊張ばかりして交感神経をフルに使用しています。副交感神経を優位に働かすことで神経をリラックスさせることが大切とよく言われます。

副交感神経を優位にするとなぜ良いのでしょうか?

副交感神経には血管を拡張させたる働きがあります。血管が拡張することによって血液やホルモンを体中の細胞に運びやすくします。リラックスすると時は蹴伸びをするように欠陥もストレッチされます。すなわち拡張します。

そうすることで、血液は、体内の細胞に栄養素を運ぶことができるのです。よって、副交感神経を優位に働かせ、神経をリラックスさせることが大切だと言われているのです。

緊張するとその逆です。血管は収縮するため血液の流れを悪くします。交感神経と副交感神経の関係は緊張とリラックス。拮抗して働くことをおさえておきましょう。

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合格者はこう覚える!

先にも説明させていただきましたが、交感神経と副交感神経は拮抗して働きます。『拮抗して』とは、互いが互いを干渉しあってという意味です。片方が働けば、その分片方はその影響を受けて働かない。ここはしっかりと理解して覚えましょう。

後は、交感神経と副交感神経どちらが緊張の神経でどちらがリラックスの神経か?という点です。緊張とリラックスがわかれば、各器官がどのように働くかは推測できます。

緊張すれば、胃腸の働きは悪くなる。すなわち交感神経が働けば、胃腸の働きは抑制されると考えることができます。

よって、交感神経と副交感神経でどちらが緊張でどちらがリラックスかは正確に間違いなく覚える必要があります。

合格者の覚え方を一つご紹介します。

今から、グーグルでもヤフーでもその他の検索サイトでも構いません。そこの検索ワードの欄に『リラックマ 服』とうってください(笑)。

そうすると、リラックマのキャラクターの服がいろいろと表示されるはずです。あなたはどの服が好きですか?

バカバカしいと思うかもしれませんが、この一手間を行えば二度と忘れません。リラックス=交感神経です。イマージすると忘れにくくなるので、どの服が好みかまでしっかりやってくださいね。覚え方のコツです。

 

  • この記事でのポイント
aki
aki
 ・『人体』科目で受験生が選ぶ頻出キーワード4位は自律神経。
 ・交感神経と副交感神経は拮抗して働く。
 ・交感神経=緊張、副交感神経=リラックス。
 ・『リラックマ 服』で検索をかけて、イメージして覚えよう。