こんな疑問に答えるために本記事ではつぎの内容について書いています。
・短時間で社会福祉士試験に合格できるような勉強の仕方。
以下、目次となります。
社会福祉士試験合格のための勉強時間は約300時間
Career Garden(キャリアガーデン)のサイトでは社会福祉士試験に合格するための勉強時間は300時間と書かれています。
300時間であれば、1日2時間の勉強で約150日要します。150日と言うと5か月に相当しますので、5か月間、2時間の勉強時間をコンスタントに続けるのはなかなか難しいものです。
簿記2級では250時間、宅地建物取引主任者で400時間と言われていますから、難易度としても高いのが社会福祉士試験なのです。
短時間でいかに合格するか
社会福祉士の国家試験は合格率は30%を下回ります。福祉の中では最高峰の資格ですが、難易度を上げている要因の一つとして考えられるのは科目数の多さです。
もちろん、専門学校などでしっかりと授業を受け本番に備えている方であれば試験対策も万全でしょうが、働いている方、学生として他の科目も勉強している方は少短時間でいかに合格するかがカギとなってきます。
短時間で合格を勝ち取るには戦略を立てる必要があります。毎日2時間、生真面目に勉強する必要はありません。
『気持ちを抜いて軽く勉強する時間』と『しっかりと集中して覚えこむ時間』。このメリハリをつけて試験当日に万全の体制を迎えることが必要です。
より短時間で合格しようと思うことも大切です。短時間しかないと思えばより効率的に勉強しなければならないと思うからです。
効率的に勉強できれば、ストレスなく試験に臨め、栄冠を勝ち取ることも可能になるでしょう。
満点は必要なし。6割を目指せ!
社会福祉士の国家試験では満点を取る必要は全くありません。例年の合格ラインは6割です。150点満点ですが、そのうち80点が必要となります。
年によって難易度も違い、合格ラインが100点付近になった年もありますが、 過去の合格ラインを考えれば6割の点数を取れば良いのです。
満点を取って合格しても最低点で合格しても社会福祉士であることには変わりありません。もちろん、社会福祉士として現場に出れば受験勉強の内容が業務に大きく役立つことでしょう。
満点で合格できればその知識をフル活用することも可能です。しかし、国家試験を受ける以上は合格すること!が目標です。
現場に出ればそこで吸収できることもありますし、受験勉強で得るほどの知識がなくても業務が行えることがほとんどです。ですので、あくまでも「最低得点でもいいので合格する!」ことを目標に、いかに少ない時間でストレスをかけずに勉強するかを考えて受験勉強に取り組みましょう。
1か月前は流すけの勉強で。
1か月前は流すだけの勉強が理想です。試験1か月前は苦労をしないで流すだけの勉強を目標にしてほしいと思います。そう考えると大切なのは試験3~4か月前です。
この時期は知識を明確にしたうえで記憶に残すことを必要とします。ストレスのかかる時期になりますが、そこは我慢して勉強してください。そして、この時期にいかに記憶に定着しやすいかは、それまでの勉強方法にかかってきます。
1年前からいきなり過去問や模擬問題を解いても全く解くことができない方がほとんんどでしょう。万一、1年前に勉強した記憶は残念ながらエビングハウスの忘却曲線よりほとんど記憶に残っていません。
https://ameblo.jp/kaatsu-oyama-tochigi/entry-12248057871.htmlより
エビングハウスの忘却曲線とはエビングハウスの忘却曲線とはドイツの心理学者で「ヘルマン・エビングハウス」の名前からきています。
社会福祉士の国家試験の科目「心理学理論と心理的支援」の科目の中にも出てくるのでしっかり覚えてほしい内容です。簡単に言えば、が覚えた記憶がどれくらいのスピードで忘れられていくかを実験し、調べた結果を、グラフ化したものです。この曲線を「エビングハウスの忘却曲線」といいます。
この曲線が言っているのは、
20分後には、42%を忘却し、58%を覚えていた。
1時間後には、56%を忘却し、44%を覚えていた。
1日後には、74%を忘却し、26%を覚えていた。
1週間後には、77%を忘却し、23%を覚えていた。
1ヶ月後、には79%を忘却し、21%を覚えていた。
すなわち、いかに勉強をしても1か月立てば、80%の内容は忘れてしまうのです。つまり、受験から離れた期間に気負って勉強しても残念ながら全くと言ってもいいほど無駄なことです。この時期に遊びまわっても、根気を入れて勉強しても合格にほとんど差がないと言ってもいいすぎではありません。
それでは、遊んでいてもいいのか?
いえいえ、忘却曲線は復習をいれていけば案外と楽に記憶に定着できることを示唆してくれているグラフにおなります。
あくまでも3~4か月前にギアを入れる前に忘却曲線を利用し、ある程度の語句に慣れておくことが大切です。つまり、記憶力アップのための下準備をするのです。そうすれば3~4か月前に集中しだした時の理解力がアップし、1か月前には重要事項は頭にインプットできることとなります。
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効率的な短時間勉強法とは?
方法としてはキーワード(頻出語句)を覚えこんでしまうことです。キーワードの内容はひとまず置いておいて、どんな語句や単語がその科目のキーワードになっているか頭に入れることです。キーワードを繰り返し繰り返し見ること!これが大切です。
科目数は多いですが、その分、定番問題も数多く存在します。重箱の隅をつつくような問題が出題されることももちろんありますが、他の多数が取れない問題は捨てて構いません。
受験生が目指すのはあくまでも最低合格点です。その得点の付近には大勢の人がひしめきあうことが想像されますが、一歩抜け出そうと思えば、人のできない問題を解けるようになるよりも、誰もが解ける問題をいかに落とさないかがカギとなってきます。
各科目のキーワードは、購入した参考書の太字、波線がひいている部分です。短時間で合格を勝ち取るにはこれをいかに多く頭に入れるかがポイントです。そのためには何度も見ることが、楽でストレスを感じない勉強方法です。1日の勉強時間も少なくすることができます。短時間で合格を勝ちとっている多くの方が実践している勉強方法のコツなのです。
- この記事でのポイント
・短時間で国家試験合格という栄冠を勝ち取るかを考える。
・エビングハウスの忘却曲線を理解して利用しよう。
・頻出キーワードを覚えることが短時間で合格する最大のポイント。