人体の構造と機能及び疾病の科目は難易度の高い内容です。体の構造や疾病を全て頭に入れようと思ってもなかなか覚えられません。それはどの受験生も同じ。受験生が選ぶ頻出キーワード第5位をこの記事では紹介します。
・第5位キーワードの覚え方。
以下、目次となります。
目次
『人体の構造と機能及び疾病』受験生が選ぶ頻出キーワード第5位は?
この言葉が第5位に選ばれました。この言葉を聞いて内容がピンと来ている人はかなり学習が進んでいる人と言えるでしょう。全く『人体の構造と機能及び疾病』の科目を勉強していない人は、え?何?と思う方も多いかもしれません。
ですが、合格者はこの辺りをしっかりと押さえているようです。人体の構造の各部位を細かく覚えるのは時間もかかりすぎますし、いくらその時にしっかり覚えることができても忘れてしまいます。それよりも細々していない頻出のキーワードから押さえる方が効率が良いと思われます。
ここで出された宣言も対で覚える!
プライマリ・ヘルスケアと言えば、どの宣言で出されたか?ここが重要です。頻出ですので、このキーワードの関連づけを最初に覚えてください。わからない方は参考書を読み返してみましょう。ググっても大丈夫です。
そうです。プライマリ・ヘルスケアから連想しないといけない宣言は「アルタ・アタ」宣言です。プライマリヘルスケアと言えば、アルタ・アタ宣言!ほとんどの受験生がこれで乗り切ります。
というのも、ごっちゃになりやすい同じような言葉があるからです。次に覚えないといけないのはその言葉とごっちゃにならないように正確に覚えることです。
ヘルスプロモーションとごっちゃにしない。
この辺りの内容で出てくる紛らわしいもう1つのキーワードにヘルスプロモーションという言葉があります。プライマリヘルスケア-アルタ・アタ宣言と同じような感じで対にして出てくるのがヘルスプロモーション-オタワ憲章の組み合わせです。
出題者もここはついてきます。単純な問題で言えば、プライマリ・ヘルスケアはオタワ憲章で出された理念だ!という風な単純なひっかけ問題を作るわけです。しっかりと覚えておけば簡単ですが、何となく覚えている人はひっかかります。
合格者はこう覚える!
合格者にアンケートを取り、この紛らわしい2つをどう覚えるのか?と聞くと多かった解答は、「プライマリ・ヘルスケア」、「アルタ・アタ宣言」2つとも「・」(ポツ)がついている。とのこと。確かに、「ヘルスプロモーション」と「オタワ憲章」には「・」(ポツ)はありません(笑)。
これは、私個人は結構危険な覚え方かなと思います。プライマリヘルスケアと「・」(ポツ)を入れずに書いて出題されたら終わりです。
他の解答で覚えやすいなと思ったのは「アルタ・アタ宣言」って「ア」の字が2つ入っていますよね。「プライマリ・ヘルスケア」にも「ア」が入っていました。これに対してヘルスプロモーションにも、オタワ憲章にお「ア」の文字は入っていません。
こちらの方が確実だと思います。
合格者も内容をしっかり理解して覚えている人は少ないです。このような感じで頻出で狙われやすいキーワードをごっちゃにしないように工夫して覚えているだけです。
スポンサードリンク
余裕があれば内容を少しだけ頭に入れよう。
アルマ・アタ宣言はWHOとユニセフの呼びかけで1978年、旧ソビエトのカザフスタン共和国の首都アルマ・アタでの国際会議で採決されたものです。この会議では「西暦2000年までに全ての人に健康を」という目標が定められたのです。
そこで打ち出されたのが「プライマリ・ヘルスケア」という理念です。
健康を基本的な人権として認め、その達成の課程において住民の主体的な参加や自己決定を保証するる理念です。
『主体的』や『自己決定の保証』という言葉を見たらプライマリ・ヘルスケアと思いましょう。
一方のオタワ憲章ですが、1986年の第1回健康促進会議(カナダのオタワで開催)で採択されたものです。ここで提唱されたのが「ヘルスプロモーション」ですが、
ヘルスプロモーションは「健康は生きていることの目的ではなく生活の資源であり、最終目標はQOLの向上」とされています。
『QOLの向上』と言えばヘルスプロモーションだと覚えておくと良いと思われます。
-
- この記事でのポイント
- この記事でのポイント
・プライマリ・ヘルスケアはアルタ・アタ宣言
・ヘルスプロモーションとごっちゃにしない。
・余裕があれば『主体的』『自己決定の保証』のワードも頭に入れる。